【新製品のご案内】流速計測 水中用レーザードップラー式流速計(水中LDV)
平素はご愛顧いただき誠に有難うございます。流速計測ソリューションに新たに、防水性があり堅牢なレーザードップラー流速計(miniLDV)システムが登場しました。パッケージ化されており取り扱いが容易なのが特長で、水中ビークル(Underwater Vehicle)内に設置可能です。船舶の海中での抗力低減実験や、海面境界層での流速の計測、有人無人潜水艦のモデル試験、シリンダー筒内でのLDV計測などに活用可能です。測定はリアルタイムで実行可能で、標準では0〜50 m / sの速度レンジで計測可能。(他の流速については特注で対応可能ですのでお問い合わせください)潜水艦に設置した場合、測定点は潜水艦より約10cmとなりますがその他の測定距離が必要な場合は対応可能です。
防水miniLDVシステムには、以下のコンポーネントが含まれています
・防水mini LDVプローブ( 潜水艦等に設置された窓を通じ周囲の水に対する潜水艦などへ設置)
・小型プロセッサ( 防水ハウジング内に設置,防水コネクタ経由でプローブと接続 )
【特長】
・防水の一体型センサーブロープ(レーザーの発光と受光が一体式)
・高い耐久性
・プロセッサも防水ハウジングにパーケッジング
・アライメントや調整不要のフルターンキー方式
・水中ドローンなど狭所に装備する為の横向きminiLDVプローブも特注で対応可能(プローブの長さは150mm、直径20mm)
(横向きブロープ)
【仕様】
・防水プローブとケーブル(1 barの過圧)
・プローブ容積スタンドオフ距離:空気中100 mm、水中133 mmに固定
・固定格子(流速測定) レーザー出力:300 mW、クラスIIIb
・レーザー波長:405 nm
・フリンジ間隔:約4ミクロン。
・製造元によって校正済み、プローブの寿命のために校正は不要
・速度範囲:0〜50 m / s
・プローブ径:約2 cm
・プローブ長:約15 cm
・データ収集およびデータ処理エレクトロニクス
・設計段階で決定される通信プロトコル
・後処理および通信ソフトウェア
【アプリケーション】
・船舶の造波抵抗の低減試験
・海面境界層の流速計測
・海面境界層の流速計測
・潜水艦の艦体のモデル試験
・シリンダー筒内へのプローブ設置
レーザードップラー式流速計(LDV)の測定原理はこちら
https://www.seika-di.com/media/2019/03/18/118