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燃焼・流体・粒径計測
燃焼・流体・粒径計測
西華デジタルイメージでは、国内外で300を超える長年の実績をもとに、レーザー技術を応用した様々なソリューションを提供いたします。社内にソフトウエアの開発環境や、小型実験風洞を備えたラボルームを常設し、最新かつ難易度の高いご要望にお応えします。
燃焼計測とは
西華デジタルイメージでは、燃焼計測として、LIF(レーザー誘起蛍光法)を提供しております。各種エンジンの燃焼室におけるラジカル測定や、燃焼温度、各種ガス種の濃度測定やPH、また混合状態を測定する事が可能です。計測箇所は、非接触でポイントからライン、エリアまで様々に設定が可能です。自社で開発したKoncerto-LIFでは、ICCDカメラやEM CCDカメラなどの超高感度カメラの制御やリアルタイムのカメラ画像の表示、共焦点スキャナの制御やタイミングコントローラーの制御による各種機器の同期制御から解析・表示まで一連の計測フローを実現した統合型イメージング計測ソフトです。
また、LII(レーザ励起加熱法)によるすす計測システムでは、すすの質量や堆積濃度、表面積、粒子数、プライマリ粒子径平均値を非接触で高速に解析する事が可能です。LIIではカーボンを主体とした計測手法となるために他の分子種に影響を受ける事なく計測が可能です。このほかにも気中のPM粒子濃度をハイスピードで測定可能な排ガス計測システムもご提供いたします。
流体計測とは
不可視現象である流れに対して粒子を流す事で可視化し、ハイスピードカメラなどで撮影し、画像を解析する事で流速や流れの方向を計算する手法です。近年ではシミュレーションが高度化していますが、差分を検証する為にも高度な流体計測は却って注目をあびています。西華デジタルイメージのPIV(粒子画像流速計)は、解析ソフトウエアを独自に開発する事で、一連の解析フローを効率的に実行する事ができます。計測エリアは2Dのほか3Dにも対応、また実写や境界層などの大型風洞に対応したラージスケールPIVや、極微小領域でも高度な解析を実現した共焦点マイクロPIVなど、国内国外問わず300を超える納入実績で、様々なご要望に、高度な技術でお応えいたします。
西華デジタルイメージの多彩な画像解析ソリューションを組み合わせる事で、オイルなどの液体内の気泡の流動、粒径、流速分布の情報取得が可能なシャドウグラフ法もご提供いたします。
また、光軸や速度の調整不要なフルターンキー方式で非接触での流速の計測が可能なLDV(レーザードップラー式流速計)や、同じく非接触で液滴や個体粒子の流速や粒子径の計測が可能なPDI(位相ドップラー粒子分析計)などご用意、各種インジェクターやインクジェットノズルによる挙動解析のほか、冷却装置内の流れや回流水槽や造波装置の流れなどの可視化と流体解析を実現します。
全くあたらしい方式の流速計として、レーザー式カンチレバー流速計(LCA)をラインナップに追加しました。LCAはレーザーを用いたプローブ型の流速計で、使用するたびにキャリブレーションを行う必要がなく、また温度変化による影響を受けないため、熱線流速計の弱点をカバーできます。
プロジェクションシュリーレンではこれまでのシュリーレン法では実現不可能であった広範囲の密度変化の可視化を実現するなど、様々な流体計測手法をみなさまにご提供いたします。
感圧塗料・フィルムとは
感圧塗料(PSP)とは、ある波長の光源によって励起されることで発光した塗料を高感度CCDカメラで撮影します。その際の発光反応には圧力との相関関係があり、その発光状態を解析する事で表面の圧力分布を解析する事ができます。自動車や航空機の表面圧力を解析する事が可能です。
また、感圧フィルム ( Surface Stress Sensitive FilmsS3F ) は、蛍光色素を埋め込んだ弾性高分子フィルムに対して、光を照射することで、蛍光色素およびマーカーが励起されることでせん断力および垂直力による層の変形を解析します。非常に感度が高く、昆虫の歩行による圧力から航空機の着陸時に至るまで、非常に広いレンジでの計測を実現しています。