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計測事例アーカイブスでは、過去の西華デジタルイメージのwebサイトでご紹介していたPIVの計測事例をご紹介いたします。
ラージスケールPIV 「2.5m×1.5mのエリアをステレオPIVで測定」
大型境界層風洞で建物を模擬した立方体回りの流れをステレオPIVにより計測しました。
最新の高性能カメラと解析アルゴリズムの組み合わせにより、2.5m×1.5mのエリアを5mm/vectorの空間分解能で高精度に計測することができます。
光源には120mJダブルパルスレーザーを使用し、カメラ2台を前方散乱受光位置に配置することで比較的低出力光源でも広いエリアの計測が可能となります。
測定協力:清水建設株式会社様 技術研究所
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ラージスケールPIV 『熱対流の高分解能計測』
写真の画像はほとんど個々の粒子を解像することができませんが、Koncertoに搭載の高性能解析アルゴリズムを駆使することで、このように広いエリアを測定する場合でもピークロッキングのない高精度の解析が可能です。スムージングフィルター等は使用していません。
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マイクロPIV 『マイクロチャンネル内を移動する液滴内部流動』
共焦点スキャニングマイクロPIV : 微小液滴内部流動の計測
幅100μm深さ100μmのマイクロチャンネル内を移動するカプセル状の微小液滴内部を6断面に分けて精密な測定を行いました。液滴内ではマイクロチャンネルの壁面の影響などにより3次元的で複雑な内部流動が起きていることがわかりました。この計測を可能にしたのが共焦点スキャニングマイクロPIVシステムです。
データ提供 : 東京大学様 生産技術研究所 大島研究室
Key Technology
■ 共焦点スキャニング時系列マイクロPIV
■ 高速対物レンズアクチュエータ
■ 屈折率マッチング
通常の蛍光画像と共焦点画像の比較
通常の蛍光画像
通常の蛍光顕微鏡画像では高性能の対物レンズを使用して焦点深度をどんなに薄くしても、焦点面前後の粒子からの散乱光が写りこんでしまいバックグラウンドが明るくなってしまいます。
共焦点画像
共焦点スキャナーを使用すると原理的に焦点面前後の粒子からの散乱光は遮断され、コントラストの高い鮮明な粒子像が得られます。
マイクロチャンネル(100×100μm)内を移動する微小液滴の様子
壁面に接している部分は壁面に引きずられて速度が遅くなっています。遅くなった速度を補償するように壁面に接していないコーナー部分で液滴の進行速度以上に速くなっていることがわかります。
マイクロチャンネル(100×100μm)内を移動する微小液滴内部の速度分布
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