【測定事例紹介】
~デジタル画像相関法によるモデルカー後部の横歪み~
画像解析を応用した技術で近年、「デジタル画像相関法」(DIC)に注目が集まっています。
従来はひずみゲージなどを使用していました。DICでは、変形前後の2枚以上の画像を解析することで、歪みや変位などを計測可能な新しい手法です。
今回は、弊社の解析ソフトウエアを用いた測定事例をご紹介します。
使用ソフトウエア : sDIC
使用カメラ : 4Mpix 1000fps
試験対象 : モデルカー後部のギアハウジング(樹脂製)
試験方法 : モデルカー後方上部より荷重
計測結果 ( 表示 : 横歪みのコンター )
歪みゲージで複雑な形状の測定を行うためにはゲージの貼り付けに神経を使う必要がありましたが、デジタル画像相関法では下準備としてスペックルパターンの塗装のみで測定が可能です。
今回は、ある程度奥行きがあり、複雑な局面で構成された部品の歪みを可視化することができました。
DICについて、より詳しい情報はこちらをご覧ください。
https://www.seika-di.com/measurement/material/dic.html
検査対象などによってシステム構成などを柔軟に構築いたしますので、DICにご興味をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。