【測定事例紹介】~デジタル画像相関法によるモデルエンジン始動時の歪み計測~

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【測定事例紹介】
~デジタル画像相関法によるモデルエンジン始動時の歪み計測~~

画像解析を応用した技術で近年、「デジタル画像相関法」(DIC)に注目が集まっています。
歪みを測定するためには、従来はひずみゲージを使用していましたが、DICでは、変形前後の2枚以上の画像を解析することで、歪みや変位などを計測可能な新しい手法です。

今回は、弊社の解析ソフトウエア、sDICを用いてモデルエンジンの始動時の歪みを計測しました。

使用ソフトウエア : sDIC
使用カメラ : 20Mpix
試験対象 : ガソリンエンジン ( 2ストロークチャンバー部分,スケールモデル,アルミ )
試験方法 : エンジンを定盤上に設置 , 冷間状態からエンジン始動、回転が上昇する間の振動/熱などの影響による歪みを演算
計測結果 表示 : 変位のコンター表示 





(※連続出力(動画出力)も可能,こちら現在準備中ですので少しお待ちください)

自動車の部品のような複雑な形状を有する検査対象の歪みを、歪みゲージで測定するのは非常に困難で時間を要していました。
しかし、DICではランダムパターンの塗布を行うだけで歪みの計測が可能となります。

今回の試験では熱の影響を受けたためか、エンジン本体に近い部分の歪みが大きく出ていることが確認できました。
また、得られた画像を基にして振動解析を同時に実施することも可能です。

DICについて、より詳しい情報はこちらをご覧ください。
https://www.seika-di.com/measurement/material/dic.html

検査対象などによってシステム構成などを柔軟に構築いたしますので、DICにご興味をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。










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